調査概要/上場企業約3600社に対して質問紙の郵送による調査を実施、366社より回答を得た。調査期間は2011年2月14~23日。回答は広報担当または人事担当による。特に記載のない限り、グラフはこの調査結果をもとに作成。

リーマン以降風向きが変わった

「企業で英語を重視する動きがあるが、騒いでいるほど現場では進んでいないというのが実情だろう。というのも、経営トップは3年から5年先、あるいは10年先を見通して必要なことを社員に求める。しかし、社員は日々の仕事で忙しい。経営者の眼と現場の眼にギャップがあるためだ」

こう語るのは組織・人事変革のコンサルティングを手がけるマーサージャパン社長の古森剛氏である。