東レ、クラレが好調だ。2012年3月期の決算では、両社とも最高益を達成。今期も順調に事業が伸展すれば、2期連続更新も可能だろう。

斜陽とされていたはずの繊維産業。なぜここにきて躍進するのか。

東レの強さの要因は、「繊維業界の鴻海(ホンハイ)」ともいうべきビジネスモデルにある。シャープに出資し注目を集める台湾企業の鴻海は、米国、韓国などの電機メーカーからOEM生産を請け負い、業績を拡大してきた。東レもさまざまなメーカーと提携し、ヒット商品を送り出している。背景にあるのは、大量生産・垂直立ち上げを可能にする技術力と社内外の経営資源をまとめあげるオーケストレーション力だ。

(構成=プレジデント編集部)
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