10月1日、新日本製鉄と住友金属工業が合併し、新日鉄住金が誕生する。粗鋼生産量で最大手のアルセロール・ミタルに次ぎ、中国の河北鋼鉄、宝鋼集団とほぼ並ぶ世界2位グループの鉄鋼会社となった。
だが、船出は難航しそうだ。新日鉄住金は、2012年4~9月期で合計2400億円の特別損失を計上することを発表。円高や市況の悪化が主な要因である。
合併の最大の目的は、経営の合理化にある。合併による規模の拡大で、原料調達コストの削減や生産拠点の統合・再編による生産性の向上が期待できよう。また、資金力が高まり、新たな設備投資を行いやすくなる利点も生まれる。両社は合併3年で年1500億円規模の統合効果を目指すが、その大半は変動費の削減が寄与するとみられる。
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(構成=プレジデント編集部)

