COP15で意欲的な温室ガス排出量削減案を提示した日本だが、筆者は、そもそも国別アプローチに限界がある、と説く。現在の枠組みに代わる効果的役割を果たすという、セクター別アプローチとLCAの仕組みと効用を解説する。
足並み揃わず成果に乏しかったCOP15
昨年12月にデンマークのコペンハーゲンで開催されたCOP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)は、かろうじて決裂は回避したものの、大きな成果を挙げずに終わった。「期待はずれ」(ハローゾ欧州委員長)、「これだけでは気候変動の脅威を解決することはできない」(EU議長国スウェーデンのラインフェルト首相)というのが、COP15に対する率直な評価であろう。
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