お金持ちの家ほど部屋は片付いている。頭ではわかっていても、何から手を付けていいのかわからない。25年以上にわたって家計をチェックしてきたFPが、お金が貯まらない家に置かれがちな「運が逃げる」無駄なモノを教える。

家から無駄をなくして判断疲れをなくす

部屋は、住む人の家計管理能力を映す鏡そのもの。ファイナンシャル・プランナーとして四半世紀以上お客様のご相談に乗ってきた私の実感です。

なぜ片付いた家に住む人は貯蓄できるのに、モノが散らかっているご家庭は年収の多寡にかかわらず、お金が貯まらない傾向にあるのでしょうか。家計改善のキーワードはモノの「見える化」です。片付けは、自分にとって必要なモノを選んで、それだけを残すという仕分け作業です。必然的に、自分にとって本当は不要だったものが見えるようになるので、無駄遣いがなくなり、家計にゆとりが出ます。

スッキリとした部屋に住むと、判断疲れから解放されます。「ティッシュはそろそろ買い足さないといけないんだっけ?」と思い出せないがゆえに無駄に買い込んでしまったり、「あの書類はどこに置いたかな」と探し物に時間を奪われることも、「同じような服がたくさんあってどれを着たらいいかわからない」と毎朝コーディネートに悩む時間もなくなります。自分にとって本当に大事なことに集中できるようになり、仕事の効率も上がります。日々の意思決定には時間や労力、判断力など、「コスト」がかかっていることを意識してみてください。