昨年11月に発表された政府の「デフレ宣言」。重大な政府見解の発表として果たして的確だったのか。政府、中央銀行にとってのコミュニケーションの本質を探りながら、情報伝達のあり方について考察する。

 

搭乗手続き中止を一方的に告げた某航空会社

昨年の暮れ、羽田空港から千歳空港に向かうため、某航空会社の飛行機に乗ろうとして、羽田空港のチェックイン・カウンターに着いたときに、「搭乗手続きを一時中止しています」というアナウンスが流れていた。そのアナウンスは、なぜ、搭乗手続きを一時中止しているのか、今後、どのような措置がとられるのかということについては、まったく言及されずに、何とも不親切なアナウンスがおよそ15分おきに何度か流れた。結局、乗客たちは苛立ちを隠すことなく、某航空会社のチェックイン・カウンターの前に待たされること2時間。その後ようやく機材不良のために他の機材に変更されて、羽田空港を出発した。