メールを処理するのは、午前がいいか、午後がいいか。順天堂大学医学部の小林弘幸教授は「午前中の時間帯は『動のゴールデンタイム』。メールの処理より、もっと重要な業務に充てたほうがいい」という——。

※本稿は、小林弘幸『不摂生でも病気にならない人の習慣』(小学館新書)の一部を再編集したものです。

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朝イチにメールチェックをしてはいけない

何事も効率が上がらない場合は、タイムマネジメントに原因がないかまず疑ってみるべきです。例えば、あなたは出社してすぐ、朝のメールチェックや返信に、どれだけの時間を費やしていますか?

一度、計ってみてください。きっと、膨大な時間を費やしていることに驚くでしょう。そして、メール対応に疲弊し、大切な朝の時間を無駄にしているのではないでしょうか。それが残業の原因である場合も少なくありません。

なぜ朝イチのメールチェックがいけないのか。

それは、午前中は自律神経のバランスが最も整った時間帯で、ブレインワークがはかどることがわかっているからです。私は午前中の時間帯を「動のゴールデンタイム」と名付けているほどです。