ストレスをゼロにするのは難しいもの。そこで、受けてしまったストレスを発散できるおすすめの方法をご紹介。

真面目な人ほどストレスをためやすい

ストレスフルな現代人にとって、自律神経の乱れの多くは、交感神経が優位な状態が続くこと。バランスを整えるためには、副交感神経の働きを優位にする方法を見つけることが、正しいストレス解消法。

イラスト=二階堂ちはる

「音楽を聴いたり、呼吸を整えたり、自分がリラックスできるものなら何でもいい。ただし、一般的にリラックス法だと思われている長湯は、おすすめしません。半身浴で15分ぐらいが限度ですね。また、ストレスがたまっているからといって、お酒を飲みすぎるのもNG。適度な量でやめておきましょう」(順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生)

また、小林先生とemiスキンクリニック松濤院長 中崎恵美先生が、口を揃えて控えたほうがいいというのが、過度な運動。

「趣味で運動をしている人まで否定はしませんが、ストレス解消が目的ならばウォーキングなどの軽めの運動で十分。やりすぎは体へのストレスになりますし、活性酸素を生み出して、老化の原因にもなります」(中崎先生)

また、真面目な人ほどストレスをためやすい傾向にあるため、思考を意識的に切り替えることも大切。

「切り替えの早い人はストレスがたまりにくいですね。同じ物事でもマイナスではなく、プラス思考で見るようにクセづけるのもストレスをためないコツです」(小林先生)

「対人関係で悩みを抱えているならば、違う場所で人間関係を構築するのも手です。いろいろな活動の場を持つと、対人関係の悩みも一歩引いてみることができますよ。また、女性はきれいになると表情や雰囲気が明るくなり、結果的にストレスが軽減されることもあるので、ネイルサロンや美容院もおすすめ」(中崎先生)

趣味などの時間もストレス解消には効果的。自分にぴったりのストレス解消法を見つけてみて。

▼その行動、逆にストレスのもとかも!?
●過度な運動 ●長すぎる入浴 ●深酒