コーヒーチェーン「カフェ・ベローチェ」が、顧客満足度調査でドトールやスターバックスをおさえて首位となった。なぜ評価が高まっているのか。店舗運営コンサルタントの佐藤昌司氏は、「9割の店が喫煙可能で、完全禁煙となった他店から流れてきた人が、コストパフォーマンスの高さを評価しているのではないか」と分析する――。
カフェ・ベローチェ池尻大橋店(東京都世田谷区)。店頭に「喫煙可」のマークはないが、広めの喫煙席が設けられている。(編集部撮影)

3年連続で1位だったドトールは2位に転落

カフェ・ベローチェが、ついにドトールコーヒーショップを首位の座から引きずり下ろした。

日本生産性本部・サービス産業生産性協議会の「日本版顧客満足度指数(JCSI)」(2018年度第1回調査)で、ベローチェがカフェ部門の「顧客満足」で首位となったのだ。この結果、17年度まで3年連続で1位だったドトールは2位に転落した。