これからビジネスマンはどう変わるべきか。「プレジデント」(2018年4月30日号)では、特集「いる社員、いらない社員」で、大企業のトップ29人に「人材論」を聞いた。今回は、野村ホールディングスの永井浩二グループCEOのインタビューをお届けしよう――。

店舗は不要になる可能性もある

──AIをはじめとした技術革新によって、証券業界は今後、どのように変わるとお考えですか。

我々のビジネスではおそらく2つのことが起こると思っています。ひとつは、業務の効率化。現在マンパワーで行っている業務でAIでもできるようなことは、どんどん置き換わっていくでしょう。それにより、人間が調べれば半日や一日かかることが、AIを使えば数分でできてしまう、というような効率化が起きます。