迂闊な「ひと言」が致命傷となる時代

職業柄、人前で話をする機会がよくあります。街頭演説で温かい声援をいただくこともあれば、政治の場で厳しい言葉の応酬が繰り広げられることも。記者の方から鋭い指摘や批判の声を頂戴することなど、そのとき、そのときで空気は違います。

どんなシチュエーションであれ、感情にかられず冷静に対処するために、日頃からどのような工夫をしているのか尋ねられることがあります。以前は、すぐに感情が顔に出ると、未熟さを指摘されることが多かったので、馬齢も重ねる意味もあるのかなあと思ったり……。