「女性たちがチャンスをつかみ、活躍するためには?」
そんなテーマのもと、キャリア支援や企業ブランディングのプロと、プルデンシャル生命保険が手を結んで立ち上げた「Make a Chance Project(メイク・ア・チャンス・プロジェクト)」。
プルデンシャル生命で活躍する女性ライフプランナーたちに調査とインタビューを行った結果、女性がチャンスをつかんで輝くための「成功法則」が見えてきました。営業職はもちろん、あらゆる職種・ポジションの女性にとって成長のヒントとなる「10の法則」を、5回に分けてご紹介します。
法則(5)自分スイッチを多く持つ
優秀なビジネスパーソンでも、フルパワーで走り続けることはできません。ときには息切れすることもあります。そこで立ち止まって動けなくなってしまうのか、エネルギーを充填して再び走り出せるのか。差がつく要因の一つに、「自分の中にエンジンを持っているか」があります。
自分のエンジンを持ち、その「スイッチ」のオン・オフを自由にコントロールできれば、長いビジネス人生のドライブを快適に続けることができます。ときにはスイッチオフしてパワーを貯めることで、スイッチオンした瞬間からチャンスをつかむパワーを発揮できるものです。
2人の女性の「自分スイッチ」をご紹介しましょう。
◆根岸由佳さんの場合
「ライフプランナーに転職したばかりの頃に『「社内コンテストの中でも権威ある賞を獲得する』という目標を掲げ、4年目に達成。けれど、感動に浸る間もなく『次は?』を考え、空虚な気持ちになってしまいました。その後、2年かけて『自分はどうありたいか』を考えた結果、『出会った多くの人に、元気・勇気・気付きを発信し続けられる生き様でありたい』という答えにたどり着きました。それを理念・使命として、自分が働くうえでの『軸』としたんです。それからは、業績という目先の成果に惑わされないようになりました。怠け心が出てきたり、心が折れかけたりしたときも、軸に立ち返ることでスイッチをオンにすることができます」
◆冨田香織さんの場合
「管理職を務めていますが、強いリーダーであり続けようとすると疲弊してしまう。ときにはスイッチを切り替えて、『じぶん』に戻る時間を持っています。リーダーではなく、『ひとりの女性』として接してくれる親世代の人たちとゆっくりお酒を飲むんです。職場でのポジションが上がると、周りに叱ってくれる人が少なくなっていくんですよね。そうなると自分が誤った方向に進んでいたとしても気付けないかもしれない。愛情を持って叱ってくれて、正しい道を示してくれる『人生の先輩』はとても大切な存在。そういう方々と過ごす時間を大切にしています」