『孫子』の言葉に頼ると危ない? グローバル市場

ベンチマーキングは、新製品開発などに広く用いられる経営手法であり、そこで説かれるのが、「ベストに学ぶ」というアクションである。

これは、誰もが思いつく常識的な発想と思われそうだが、確立した手法として広く用いられはじめたのは1990年代と、意外に新しい。

この時期に影響力をもった書籍の一つに『ベンチマーキング』(PHP研究所、95年)がある。その冒頭でR・C・キャンプは、古代中国の兵法書『孫子』の言葉を引用する。