人が同性の外見を評価するとき、どこで「好き・嫌い」を決めているのか。 男女の観察眼の違いを、心理カウンセラーの五百田達成さんに聞いた――。

人は、人を評価したがる。

例えば、「美女/ブス」は男が女の顔のつくりを美醜判定した言葉だが、男が男の外見を評価するとき、男は相手のどこを見て「いい・悪い」「好き・嫌い」を決めるのか。着眼ポイントは、顔とは限らないだろう。体形かスーツか、それとも靴や鞄など身につけたモノか。とりわけ気になるのは、同性の「ここが嫌い」と感じる外見は何かということだ。異性の視線は意識しても、同性の視線はあまり意識しない人は案外、多いのではないだろうか。

「男女によって、同性の容姿・外見に対する評価軸は驚くほど違います」

とは、ベストセラー『察しない男 説明しない女』の著者で心理カウンセラーの五百田達成氏。まず、女vs女の評価軸を考察してみよう。