ケリー・ターナー 腫瘍内科学領域の研究者。学士号を取得したハーバード大学時代に統合医療に関心を持ち、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号取得。博士論文研究では奇跡的な回復を遂げた1000件以上の症例報告論文を分析した。
がんの余命宣告から劇的に治った事例が数多くあることをご存じだろうか。著者のケリー・ターナー博士は実際に治った事例を徹底的に研究し、そこに9つの共通した習慣があることを発見した。
「この本を書いたとき、多くの医師から怒りの声が届くのではないかと予想していましたが、批判はほとんどありませんでした。本の序章に『この9つの共通の要素は仮説である』と明記したからでしょう」
著書の出版後、サンフランシスコのバイオテック企業からは「がんが治癒した患者の遺伝子を研究したい」という連絡もあった。遺伝子プロファイルは以前から話題になっているが、今もっとも注目されている研究領域が「エピジェネティクス」である。これは、遺伝子が同じでも、どの遺伝子のスイッチがオンになって、どれがオフになっているかを研究する分野である。
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(大野和基=撮影)


