東 浩紀(あずま・ひろき) 1971年、東京都生まれ。作家、思想家。株式会社ゲンロン代表取締役。『思想地図β』編集長。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。1999年『存在論的、郵便的』で第21回サントリー学芸賞、2010年『クォンタム・ファミリーズ』で第23回三島由紀夫賞を受賞。

文系最強の頭脳の持ち主、東浩紀氏。東京大学大学院在学中に著した博士論文『存在論的、郵便的』はサントリー学芸賞、2010年に上梓したSF小説『クォンタム・ファミリーズ』では三島由紀夫賞を受賞。さらにこの数年は原発事故の問題に取り組み、討論番組では敵なしの論客でもある。そんな東氏の初の人生論(!)が本書だ。

東氏はインターネットを使いこなす批評家として著名だが、本書では「ネットで情報を収集し続ける批評家であることをやめた」と書いている。東氏は「もっとネットから離れたほうがいい」と話す。

(坂本政十賜=撮影)
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