この春から営業職に就くことが決まり、不安を抱える社会人も多いのでは。13年連続・年間2億円を売り上げ続けるトップセールスの半沢ツヨシさんは「営業は役者。ゲームのキャラクターのように、自分が売りたい商品に合う“装備品”を身につけて空間づくりにも気を配る必要がある」という――。

※本稿は、半沢ツヨシ『営業クエスト 「即決」に導く“黄金の方程式”』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

灰色の背景にオフィスで使う文房具
写真=iStock.com/LunaKate
※写真はイメージです

「ノープランで営業」は無謀

営業クエストへようこそ。

あなたは今、「営業」というジョブを手に入れました。

できるだけ多くのお客様と出会い、セールストークをし、契約を勝ち取ることが、この世界のミッションです。

ところで、その装備で本当に大丈夫でしょうか?

まさかノープランで営業して、とりあえず経験値を積もうなどと考えてはいませんか?

あなたがこれから営業をしようと考えている相手は、数々の営業を受けて「お断り」の術を身につけた防御力の非常に高い猛者たちです。

レベル1のあなたが彼らと対峙するのになんの戦略もなしというのは……ちょっと無謀かもしれません。

「買いたくなる」演出は装備品で決まる

営業は役者です。

身につけるもの――つまり装備品を決めるときの鉄則は、「自分がなりたい姿」を考えることです。

自分が売りたい商品に、どんな印象をもってほしいでしょうか?

親近感? ラグジュアリー感? そのイメージに合う衣装や持ちものは何でしょうか。

ゲームで、魔法使いジョブなら杖を持たせたい、ローブを着せたい……とイメージに近づくようにアイテムを選んでいくのと同じです。

自分が演じたいキャラクターに合わせて、装備を整えていきましょう。

お客様は、金額を買っているのではなく価値を買っています。

半沢ツヨシ『営業クエスト 「即決」に導く“黄金の方程式”』(かんき出版)
半沢ツヨシ『営業クエスト 「即決」に導く“黄金の方程式”』(かんき出版)

ガード下の立ち飲み屋で10万円のお寿司を出されても、あまり満足はできないでしょう。むしろ怪しさすらありますね。

10万円のお寿司は、老舗の隠れ家的なお店で食べたい。そのほうが10万円の価値を味わえるからです。

つまり、商品の価値は空間によっても変わるということです。

お客様に納得して買ってもらえるように、営業は空間づくりにも気を配る必要があります。

この空間の演出を担うのが、装備品なのです。

次項で営業のマストアイテムについて見ていきます。