チーム全体の優れた業績に報いる方法とは
チームの力を最大限に引き出すためには、個々のメンバーではなくチーム全体に報酬や称賛を与えることが大切だと言われてきた。だが、実行は容易ではない。ほとんどの経営管理システムが個人のパフォーマンスをきわめて重視しており、それによって促進したいと思っている当のチームワークが損なわれる場合はなお難しい。しかし自社の評価プロセスや報酬体系を見直さずとも、マネジャーは行動を後押しするために必要なあらゆるツールを手にしている。
数十年前には、企業は個人のパフォーマンスを査定し、それに対して報酬を与える方法を見つけるために苦闘していた。だが、それを追い求めるなかで多くの企業がゆきすぎてしまったと、マイケル・マンキンズは言う。ベイン・アンド・カンパニーのパートナーで、『Decide and Deliver: Five Steps to Breakthrough Performance in Your Organization』の共著者でもあるマンキンズによれば、「振り子が振れすぎて、今ではそうした査定方法がよいチームを形成する妨げになっている」。その一方で、協働に対して報酬を与えるのは難しいと、デボラ・アンコナは指摘する。
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