メンバーに査定基準を議論させよう

チームのメンバー全員が、何をもって成功とするかを理解し、納得していなければならない。「マネジャーはチームのパフォーマンスを評価するためのなんらかの基準を持っている必要がある。共通の目標や目的が必要だ」とマンキンズは言う。彼が勧めるのは、メンバー全員を集めて目標と評価基準について議論させるという方法だ。メンバーに「自分たちにA評価をつけるためには何が必要か?」と問いかけて、問いに答えさせよう。このような対話により、「メンバーの意欲を引き出し、客観的な形で協働の土台を築くことができる」と、彼は説明する。

自分たちは何をすることになっており、その仕事がどのように評価されるのかをチームが理解したら、定期的に進捗状況を確認しよう。「チームとしてのわれわれの仕事ぶりはどうか?」「取り除ける障害があるとすれば、どれか?」など、チームが自分たちの進捗状況を評価する一助となる問いをぶつけよう。ミーティングでこうした問いについて議論してもよいし、匿名で意見を出させてもよい。

「サーベイモンキーのような調査サービスを利用し、メンバーに自分たちを総合的に評価するよう頼んでもよい。今週のチームはCだったと全員が思っている場合には、どうすれば改善できるかを話し合うことができる」と、マンキンズは言う。

「メンバーが自分たちにAの評価をつけたなら、それは称賛に値することだ」