2026年6月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。老後ライフ部門の第2位は――。
▼第1位 これを手放さないと「孤独な高齢者」まっしぐら…66歳の佐藤優が気づいた「定年後も幸せな人」の共通点
▼第2位 同窓会で10歳老けてみえる人、若くみえる人は何が違うのか…78歳・弘兼憲史が断言「老後を幸せにする習慣」
▼第3位 不足すると老後うつが待ち構える…和田秀樹「幸せホルモン分泌のために食べたいスーパーにある食材」
※本稿は、弘兼憲史『「まだ働かなきゃダメなんですか?」60歳からでもバリバリできる仕事力』(主婦と生活社)の一部を再編集したものです。
偉い人ほど「ありがとう」を忘れない
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は、僕の座右の銘です。僕がこのことわざを意識するようになったのは30~40代の頃、名門ゴルフ場でゴルフをするときに一緒に行った大企業の社長さんの行動を見てからです。
その社長さんはとても偉い方なのに、キャディさんに敬語を使っていました。「ありがとうございます」と言ってお礼もきちんとされていました。それを見たときに、簡単なことですが、「偉くなった人はこうなるんだ」と衝撃を受けました。
後日、ファミリーレストランで見かけた年配の人が、ものすごく偉そうに「水をくれ!」とスタッフの方に命令をしていました。おそらく、大企業の社長さんはファミリーレストランで水をもらっても「お水を持ってきてくれてありがとう」と言うと思うのです。
このような場面に触れて、しみじみと「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と思いました。偉い人であればあるほど、謙虚な姿勢と出会ったときのギャップを感じさせます。
「一見怖そうなのに偉そうにしていない。なんて腰が低いんだ」
このようにますます株が上がり、評判も広がることでしょう。
『会長 島耕作』に出てくる三舞代議士は、高圧的な態度をとって顰蹙を買いました。そのおかげでうまくいくはずだったプロジェクトも頓挫してしまいました。高圧的な態度は損をするし、謙虚な振る舞いには得しかありません。あなたも人生において得をしたいと思いませんか。
そして定年後に絶対してはいけないのは、前の肩書を語ることです。

