空港への足と、技術を披露する場に

上海のリニアは、今も来訪者を受け入れている。

冒頭で取り上げたUAE大統領府のテヤブ副長官ら一行は、乗車を終えると駅構内を視察した。ガルフ・ニュースによれば、信号技術や安全システムの説明を受けたほか、空気抵抗を抑えた車体や軌道も見学したという。

上海トランスラピッド
写真=iStock.com/joyt
停車中の上海トランスラピッド

海外要人の関心を集める一方で、リニアは従来の鉄道に取って代わるものではないとの見方もある。天津大学のリュー・ペイミン副学長はインターナショナル・レイルウェイ・ジャーナルに対し、幹線を補う路線としての活用を挙げた。

上海リニアのように、空港アクセス線の形もあり得るという。もっとも、7〜8分間で約1200円という料金では、日常使いに二の足を踏む市民も多いだろう。

世界最速とうたわれた路線は、いま2つの役割を担う。空港へ乗客を運ぶ短距離路線であり、上海を訪れた要人に技術を披露する動く展示でもある。

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