ビジネスの場ではどんな服を選べばいいのか。スタイリストの森井良行さんは「ジャケットだから商談もOKだろうという解像度では、無自覚にだらしない印象を与えかねない。たとえばユニクロは仕事着として使えるジャケットを取り揃えているが、ビジネスの場では一発アウトになる“地雷商品”が存在する」という――。
ユニクロ
写真=iStock.com/winhorse
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ユニクロの服で商談はアリなのか

「ユニクロの『感動ジャケット』で、商談は行けますか?」

そんな質問をいただく機会が増えています。結論からお伝えするとNGではありませんが、いくつか留意点があります。また何より、「それ以外」のユニクロジャケットについては、選び方次第で、一発アウトになるリスクを拭えません。

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なぜ「感動ジャケット」はOKなのに、他はNGなのか。その背景には、ジャケットのカジュアル化が関係しています。

そこで今回は、商談で失敗しないための「ジャケット選びのコツ」を解説します。

まず、ユニクロのジャケット選びで失敗してしまう人は、「ドレス区分(フォーマル度やTPO)の取り違え」をしているという共通点があります。

令和のビジネスシーンにおけるジャケットは、ざっくり3種類に分かれることをご存じでしょうか。「スーツ」ジャケット・「ビジネスカジュアル」ジャケット・「オフィスカジュアル」ジャケットです。そして、この3種類とは別に休日用のカジュアルジャケットがあるわけですが、ドレス区分が曖昧な人ほど着こなしに違和感があります。

つまり、「ジャケットだから商談もOKだろう」という解像度のままでは、無自覚にだらしなく見えているリスクがあるのです。

なぜか「安っぽく見える」ワケ

たとえば前述の「感動ジャケット」は、ワイシャツのみならず、ネクタイもギリギリ合わせられます。その理由は、このジャケットがビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの間に位置するからです。つまりドレス区分によって、着こなしの最適解も変わります。

そしてユニクロ全店舗にて扱われる他のジャケットは、オフィスカジュアルからカジュアル寄りです。言い換えればワイシャツではなく、「襟がない」ビジネスTシャツに合わせるのに適したジャケットなのです。にもかかわらず襟付きシャツを合わせると、どうなるか。

ワイシャツのしっかり感に対して、「ジャケットが崩れている」ように見えてしまいます。もっと直感的な言い方をすれば、「ジャケットが、ワイシャツに負けちゃっている」、もしくは「ジャケットが安っぽく見える」という状態。相手にこのような違和感を与えてしまう身だしなみでは、商談でのプレゼン内容が適切に伝わるとは言えないですよね。

かといって、その違和感を解消すべくビジネスTシャツを合わせたオフィスカジュアルにすると、今度は「一定のフォーマル感が求められる」商談の場面にはそぐわなくなってしまいます。