日本人は朝食に米食とパン食のどちらを選ぶといいか。医師の桐村里紗さんは「日本の健康な290人の小児を対象とした研究で、朝食がご飯食の子どもと、パン食の子どもを比較したところ、総合的なIQに差がみられた」という――。
※本稿は、桐村里紗『土に触れる人はなぜ健康になるのか 身体の中の自然を育てる』(光文社新書)の一部を再編集したものです。
2年で2倍近く上がった米の価格
令和の米騒動で、私たちの主食である米は危機的状況を迎えています。
手に入らないことが危機なだけではなく、稲作を支える米農家さんたちが疲弊しきっており、もはや未来に米文化が残らないかもしれないという日本存亡の危機ともいえる状況です。
令和4年産の米価が1万3920円/玄米60㎏であったのに対し、令和6年産米の相対取引価格は2万4000円台から2万7000円台と、2倍近くまで上がっています。
米価が上がった! と消費者からは下げようとする声が高いですが、信じられないことに、米農家の農業所得の平均は、令和3年、4年と続けて年間「1万円!」という状況でした(※1)。
この原因として考えられるのは、米価の下落と、ウクライナ戦争などによる資材高騰によるためとされています。令和6年度の農業経営の統計によると、米や野菜の価格上昇により、作物収入が上がり、農業が生活の主軸にある個人経営体の平均農業所得は、494.2万円で、前年比で90万円増加しました。
しかし、イラン戦争の影響で、化学肥料の原材料である石油やガスの価格が高騰し、農家の負担がさらに増えています。米価が上がらないことには、米農家は立ち行かないことは明らかです。
※1 農林水産省が発表している農業経営の統計(営農類型別経営統計)による。https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/noukei/einou/index.html

