移動で許容できる所要時間はどれくらいか

大阪府吹田市・豊中市にまたがる千里丘陵に千里ニュータウンが誕生したのは1962年。日本初とも称される同ニュータウンは、すでにまちびらきから60年以上が経過した。都市圏郊外に誕生したニュータウンは、その後も東京圏には多摩ニュータウン、横浜圏には港北ニュータウン、名古屋圏には高蔵寺ニュータウンと、続々と造成されていった。

千里ニュータウンを走る北大阪急行電鉄
撮影=小川裕夫
千里ニュータウンを走る北大阪急行電鉄。背後に高層マンションが立ち並ぶ。(著者撮影、2024年3月)

ニュータウンに入居した住民の多くはサラリーマン世帯で、まちびらきと同時に入居してきた家族は20代後半から30代が大半を占めた。歳月の経過は同時にニュータウン全体の高齢化と直結する。こうした現況から、オールドタウンなどと揶揄する向きも出てきた。

高齢化が猛スピードで進展し、近い将来に立ち行かなくなる危険性が高まるニュータウンは数えきれない。そうしたニュータウンのなかには昭和期に行政が積極的に開発に関与したケースも目立つ。

(写真=プレジデントオンライン編集部)
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