歩道を走ると取り締まられるのか

マスメディアもネットメディアも混乱しまくっていた。「これからは自転車に乗れない」「歩道走行で即、罰金(本当は反則金)だ!」など、もう煽りに煽っていた。私はその無知ぶりに少々面食らってきたのだが、マスメディアもネットも法律の文言と、その運用の差を知らなすぎたと思う。たしかに「歩道通行・反則金6000円」「夜間無灯火・反則金5000円」などと定められてはいる。しかし、今回の青切符導入で、即、切符が切られるかというと、それとこれとは別問題なのだ。

切符を切る警察官
写真=時事通信フォト
2026年4月から、自転車の交通反則通告制度(青切符)がスタートした。

これに関して、私は自治体主催あるいは警視庁交通安全センター主催などの講演会で「本当はこうです」と言いつのってきた。

同席する警察官僚は口々に「ヒキタさんのおっしゃるとおりです。しかし、警察の口からは言えないのですよ」と言った。だから民間から私が出ていって「法の解釈、警察庁の方針からすると、現実として今後こうなります」と言ってきたのだ。それを警察官僚たちが頷いて聞いている。どういうことか。実際の現場に立てばわかる。歩道通行を取り締まる? 併走を取り締まる? そんなこと不可能だし、やらねばならないことは別にあるのだ。

(写真=時事通信フォト)