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食欲の秋を迎えても、食品をはじめとする物価高に改善の兆しは見えません。こうした世相のあおりをとくに受けるのが、生活基盤の弱い人たちです。

本稿では、非正規労働者たちの過酷な現実に迫った3本を厳選しました。

1本目では、追手門学院大学教授で住生活問題を研究者する葛西リサさんが、氷河期世代や単身者にスポットを当てます。国家資格を持ちながら、手取り13万円の非正規雇用で暮らす50歳の女性は、救急搬送された先の病床で思わず「安堵」したといいます。その背景にある“悲しすぎる理由”とは……。

2本目はルポライターの増田明利さんによる、33歳女性の生活実態をまとめたレポートです。震災やコロナ禍、事故といった不運に見舞われて非正規から抜け出せなくなり、最高の贅沢は「月1のサイゼリヤ」だと言う彼女が、“キャリアの蟻地獄”から抜け出せる日は来るのでしょうか。

3本目では、ジャーナリストの竹信三恵子さんが、短期の非正規雇用を渡り歩く女性たちの実情を明らかにしています。日本社会にはびこる“ある障壁”を実感した当事者の、「公も民も、女性の多くは回転寿司」という言葉に込められた思いとは。

苦しむ人の声に耳を傾け、不均衡な雇用の実態を知らなければ、身を守ることも状況を変えることもできないでしょう。先行きの見えない時代を生きるすべての人にとって、他人事ではないリアルな現状です。

全財産をはたいて国家資格取得も手取りは13万円…50歳・未婚・氷河期世代の非正規雇用者が病床で安堵したワケ

(2026年4月26日公開)

家計に悩む女性
写真=iStock.com/wutwhanfoto
※写真はイメージです

非正規職の単身者はどんな暮らしの問題を抱えているのか。住生活問題に詳しい研究者の葛西リサ氏は「賃貸暮らしの非正規労働者は、収入に対する住宅費の負担が高め。特に、氷河期世代の苦しみは大きい」という――。<続きを読む>

 

月1のサイゼリヤが最高の贅沢…"バイト3つ掛け持ち"月収17万円・33歳女性が抜け出せないキャリアの蟻地獄

(2023年7月3日公開)

大きな段ボールに入った荷物を運ぶ配達員
写真=iStock.com/vitranc
※写真はイメージです

非正規雇用から抜け出すにはどうすればいいか。33歳の女性はコロナ禍で事務系派遣を雇い止めになり、バイト3つを掛け持ちしている。どうにか生活はできているが、余裕はまったくなく、最高の贅沢はサイゼリヤだという。ライターの増田明利さんが書いた『お金がありません 17人のリアル貧困生活』(彩図社)より紹介しよう――。<続きを読む>

 

「いつまでもまともな職にたどりつけない」非正規の女性には短期雇用を渡り歩く"回転寿司労働"しかないのか

(2023年9月13日公開)

就職活動をしている女性
写真=iStock.com/Promo_Link
※写真はイメージです

働く女性の実に半数が非正規。2022年の調査では35~44歳の女性の48.4%が非正規雇用と出ている。ジャーナリストの竹信三恵子さんは「多くの女性が日々の生活費を稼ぐため、不安定雇用を渡り歩いている。取材した女性のひとりはそんな状況を『私たちは回転寿司みたい』と言って笑った」という――。<続きを読む>

 

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