数千円の投資で株主優待が得られる銘柄は、果たして買っていいのか。ファイナンシャルプランナーの藤原久敏さんは「少額で買える銘柄には、業績や財務状況が極めて悪い銘柄も少なくない。しかし、私はレジャーと割り切っていくつかの銘柄を買っている」という――。
プレートに盛られたすし
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100株を2500円で買った、外食チェーン

私は昨年、「小僧寿し」などを運営する外食チェーン、KOZOホールディングス(以下、KOZO)の株式を買いました。当時の株価は25円、株式の最低投資単位は100株なので、必要資金はわずか2500円。

一般には、おおむね株価1000円以下の銘柄を低位株と言いますが、株価25円となれば、これは超低位株と言ってもよいでしょう。

株を買うには、かなりまとまった資金が必要とのイメージがあるかもしれませんが、実は、このようにちょっと豪華なランチ代程度で買える銘柄(超低位株)もあるのです。ただ、私が買った理由は、その極めて安い株価もさることながら、その株主優待にもありました。

利回り20%は、本当だった!

KOZOの株主優待は、グループ各店舗で使える「株主優待クーポン500円」(100株保有時)です。そして私の場合、投資額は2500円ですから、その優待利回りはなんと20%にもなります。

ただ、どんなに利回りが高くても、自身が使えない(使い勝手の悪い)優待だと意味がないわけですが、この優待クーポンが使えるのは「小僧寿し」だけでなく、他にも「とり鉄」「ぢどり亭」など、全国で約500店ものグループ店舗、そして小僧寿しEC店でも使用可能とのこと。つまり、多くの人にとって(もちろん私にとっても)非常に使い勝手の良い優待なのです。

私は昨年、そんなKOZOを見つけたときは、2500円という超低価格、20%という超高優待利回り、そして、その優待の使い勝手の良さに、「これは何か、落とし穴があるのでは?」と半信半疑でした。

ただ、何もせずに疑っていても仕方ないので、それならばモノは試しと、優待目当てで購入したわけです。

そして年末の権利確定日を経て、今年の春に優待が届き、満を持して、私は近所の優待使用可能店舗「カレーハウススパイシー」へ行きました。そして(本当に優待が使えるのかと)少しドキドキしながら、スマホの「株主優待500円」画面を見せ、無事、500円安くカレーを食べることができたのでした。