総合ディスカウントストアのドン・キホーテが今夏、ウナギの蒲焼のレトルトパックを発売した。時事通信社水産部の川本大吾部長は「ドンキは魚の販売に力を入れており、従来の水産業界は手を出さなかった領域に挑戦している。豊洲市場のプロたちからも信頼を寄せられ、業界内で注目が高まっている」という――。
常温で180日保存できる598円のウナギ
国内で774店を展開する総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」では、ピープルブランド(PB)「情熱価格」シリーズを展開している。人気商品も多いこのラインナップに今夏、水産業界が驚く新商品がお目見えした。常温で長期保存が可能なウナギの蒲焼きだ。その賞味期限はなんと最大180日という。
価格はタレを含め1パック100グラム前後で税抜き598円。鮮魚を扱う「MEGAドン・キホーテ」を中心に、全国100店舗以上で販売されている。同様に常温保存が可能なアナゴ(税抜き498円)も販売中。パックの上部に小さな穴が開けられており、鮮魚売り場がない通常のドンキでも、フックに数多くのウナギ、アナゴのパックを吊るして販売している店がある。
ドン・キホーテといえば、賑やかなポップや特徴的な店内ディスプレイで知られ、外国人観光客や若者から人気を博しているイメージが強い。そこでウナギの蒲焼きとは少々意外に感じるが、実は同店を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は豊洲の仲卸からも信頼を得るほど、魚の販売に注力しているのだ。


