職場の自分のデスクの引き出しにこれを

ただし、糖分を摂取するにあたっていくつかの注意点もあります。

この作戦は、あくまで「非常事態」のときにだけ実行しましょう。

しょっちゅう甘いものを口にしながら仕事をしていると、当然ながら肥満になります。

健康を維持するためにも、本当は、できるだけ甘いものを摂取しないほうがよいので、「ここぞ」というタイミングがくるまで、甘いものは控えたほうがいいのです。お尻に火がついて、もうダメだという非常事態のときにだけ甘いものをとりましょう。

「伝家の宝刀」は、本当に切羽詰まったときまで抜いてはいけません。

もうひとつ、いつでも甘いものを口にしていると、ありがたみが薄れてしまうというか、甘いものを食べてもそんなに力も出せなくなります。薬も、飲みつづけていると耐性がついてしまい、効果が落ちてしまうのと似ています。

さらに、いつでも糖分を摂取していると、「インスリン抵抗性」が起きて、慢性的な疲労や集中力の低下、メンタルの不調なども起きやすくなります。

ごくたまに甘いものを食べるのならやる気も出るのですけれども、摂取しすぎると逆に疲労感のほうが上回ってしまい、逆効果になります。

職場の自分のデスクの引き出しに、いざというときのためにチョコレートなどをしまっておきましょう。

「どうしてもパワーが出ない」というときには、チョコレートをひとかけら(1枚ではありません)口に放り込み、「よしっ!」と掛け声をかけて仕事に取り組みましょう。

そうすれば、苦しい作業もラクに片づけることができます。

ただし、糖分に頼るのはあくまでも最後の最後。

日常的に摂取することのないようにセーブして、使いどころに気をつけてください。

自分なりの「パワーフード」を持つ

「僕はステーキを食べれば、元気100倍!」

「私は、甘々スイーツを食べるとテンションが爆上がり!」

自分自身にパワーを与えてくれる食べ物のことを「パワーフード」と呼びます。自分をそういう気分にさせてくれるパワーフードを、自分なりに決めておくといいですね。そのほうが、好きなときにパワーを出せるようになりますから。

オランダにあるエラスムス大学のマイケラ・シッパーズは、オランダ国内のサッカー、バレーボール、ホッケーのトップ選手197名に対して大切な試合前にどんなことをするのかを教えてもらいました。

すると197名のうち66人が、「特別なものを食べる」と答えました。プロのアスリートは、自分なりのパワーフードをしっかり決めていると言えます。

ちなみに、試合前に「リラックスする行動をする」と答えたのは197人中51人で、「特別な服を着たり、特別な靴を履いたりする」もやはり51人でした。そういうことをするより、パワーフードを食べるように心がけている選手のほうが多いのです。

パワーフードは何でもかまいません。

「私は○○を食べると、パワーが出る!」という自己暗示をかけることが重要だからです。好きなものを自分のパワーフードにしましょう。

ハチミツ
写真=iStock.com/Hanasaki
※写真はイメージです

私は、子どもの頃から疲れたときや、風邪をひいたときにはなぜかハチミツを食べると元気になったので、大人になった今も私のパワーフードはハチミツです。冷蔵庫の中には、チューブ式のハチミツを常備してあり、本当に疲れたときに食べるようにしています。

「私には特別なパワーフードがない」という人もいるでしょうが、何かしら自分なりのパワーフードを決めておくとよいですよ。