夏に固まった姿勢を整える

猛烈な暑さが続いた今年の夏、外出を控えて冷房の効いた室内で過ごした時間が長かった人は多いはずです。デスクやソファで同じ姿勢のまま画面を見続けるうちに、体は少しずつ固まっていきます。暑さがやわらぎ、体を動かしやすくなるこれからの季節を前に、姿勢の整え方をテーマにした記事を3本お届けします。

1本目は、理学療法士のキリツさんによる、猫背の本当の原因を探る論考です。いい姿勢とは背筋がまっすぐな状態だと思われがちですが、背骨はもともと自然なカーブを描いています。無理にまっすぐへ矯正すれば、かえって体に負担がかかると指摘します。がんばって鍛えるより、毎日10秒ゆるめるほうが近道になるという視点です。

2本目は、ノンフィクション作家の笹井恵里子さんが、体の力みをほぐす方法をトレーナーの鈴木亮司さんに聞いたレポートです。近くを見続けると頭の動きが止まり、平衡感覚を司る三半規管の働きが鈍る。その結果、体のバランスが狂って姿勢がゆがむといいます。全身をさすって脳内の身体地図を鮮明にする体操を紹介しています。

3本目は、東京医科大学整形外科准教授の遠藤健司さんによる、痛みの正体をひもとく解説です。背骨が曲がっていること自体ではなく、バランスが崩れたまま固まってしまうことが痛みを招く。強く揉んだり叩いたりする対処は、筋肉を包むファシアを傷めて硬くしてしまうと述べています。

体の仕組みを知るとともに、日々の生活に手軽なセルフケアを取り入れ、健やかな生活を手に入れましょう。

猫背の真の原因は「肩」でも「背中」でもない…シャキッとした中高年が「毎日10秒だけ」ゆるめている"体の部位"

(2025年2月1日公開)

朝の窓際で体を伸ばす高齢男性
※写真はイメージです(写真=iStock.com/miya227)

長年の猫背を改善するにはどうしたらいいのか。理学療法士のキリツさんは「単に背筋を真っ直ぐに意識していても根本的な解決にはならない。背中が丸くなってしまう人は、まずは肩や背中以外にガチガチになっている“体の部位”があることを知ろう」という――。〈続きを読む〉

 

ガチガチ体がみるみるほぐれる! だれでも「朝まで熟睡」できる1分間ストレッチ

(2025年10月14日公開)

鈴木亮司氏
撮影=今井一詞

現代人は、ほとんどの人が無意識に体のどこかを力ませて暮らしているという。トレーナー歴25年、のべ4万人以上へのパーソナル指導経験のある鈴木亮司氏は「無駄な力みは、痛みやこりの原因になるだけでなく、睡眠や精神状態に悪影響をおよぼします」と指摘する。就寝前に行うと、体がほぐれて眠りやすくなる1分間ストレッチを紹介する――。〈続きを読む〉

 

実は「揉む」「叩く」は意味がなかった…バキバキに固まった肩、腰の痛みに名医が実践する「エックスの法則」とは

(2025年5月3日公開)

腰の痛みを感じる男性
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Wasan Tita)

老後に健康でいるためには、どんなことに気をつけたらいいか。東京医科大学の遠藤健司教授は「人間の身体は動かないと不具合が生じる。その際に大事なのは、むくみを流して筋組織をゆるめ、筋肉の動きをよくすることだ」という――。〈続きを読む〉

 
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