オルカンやS&P500などのインデックスファンドは優良な金融商品だが、資産形成に長い時間を要することは否めない。投資家の桶井道(おけい・どん)さんは「インデックスばかりの現状から卒業して、少し冒険したい人はコア・サテライト戦略で個別株を経験してみるといい」という。成長業界に絞って7銘柄(日本株)を紹介してもらった――。
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「最初の1億円」のために個別株へ挑戦

オルカンやS&P500などのインデックスファンドは確かに優良な金融商品です。その評価は一切否定するものではありません。投資した瞬間から誰でも「平均点」が取れる、買った瞬間に優劣なく同様のパフォーマンスが得られる手堅い投資といえます。

しかしながら、これらインデックス投資では資産形成に時間を要しますし、投資家としての成長が望めないことも確かです。投資家であれば、1億円=「億り人」を目標に掲げる、夢として抱くことは自然なことではないでしょうか。

そのために、個別株に挑戦したいという冒険心は投資家であれば当然持つものです。他方で、失敗すると怖いという気持ちもあるでしょう。

基本はコア・サテライト戦略

そこで、お勧めしたいのが「コア・サテライト戦略」です。投資先をコア(守りの投資)とサテライト(攻めの投資)に分けた投資戦略のことです。

コアは守りの投資ですから、長期で安定的に運用が期待できる投資先を選びます。ここで「平均点」を取ります。サテライトは攻めの投資ですから、コアよりリスクを取ることで高いリターンを求める投資先を選びます。つまり、コアとサテライトの全体では平均点の上を目指すというものです。

コアは、オルカンやS&P500ということになります(これは人によりますが、現状インデックス投資をされている皆さんには、これが最適解でしょう)。そして、サテライトに成長株をあてることを提案します。

コア・サテライト戦略のサテライトで、個別株(成長株)投資をしてみて、ご自身の適性を自己評価して、自分に向いていると思えた方は、個別株主体にシフトすることも選択肢になると思います。もちろん、コア・サテライト戦略の継続も立派な前進です。