5つの意識レベルで語る「仕事をする理由」

自分の仕事や、目標のパフォーマンスを上げたい、もっと人に影響力を持ちたい。

こう思うなら、自分の意識レベルがどこにあるのかを確認してみましょう。

ニューロ・ロジカル・レベルという理論があります。

人の意識レベルを5段階に体系化したものです。NLPのスキルや概念の中でも、私がとても好きな概念のひとつです。

●ニューロ・ロジカル・レベル5つの意識レベル

①アイデンティティレベル→使命・ビジョンなどを意識するレベル
②価値観・信念レベル→信念や価値観、などを意識するレベル
③能力レベル→才能や能力、などを意識するレベル
④行動レベル→行動や振る舞い、などを意識するレベル
⑤環境レベル→周りの環境を意識するレベル

それぞれ詳しく解説しましょう。

たとえば、「松橋さんはどうして今、心理を教える仕事をしているのでしょうか?」

こんなことを聞かれたとき、私は5つのレベルでの回答が可能です。

①環境レベル→「家でできる仕事だから便利だし、給料もいいし、楽な環境だからです」
②行動レベル→「教えることや、心理を研究したり、本を書くことができるのでやっています」
③能力レベル→「人にわかりやすく教えるのが得意だし、本を書くのが得意で好きなのでやっています」
④価値観・信念レベル→「心理の学びをすることは、さまざまな悩みを解消できるので人生にとって価値があることです。心理学は誰にとっても必要だという信念があります」
⑤アイデンティティレベル→「たくさんの人に心理のすばらしさを伝えたい。なぜなら私自身が、心理を学ぶことで命を救われて、人生が変わったからです。多くの人に伝えていくのが自分の使命です」

給料がいいでも通勤が楽だからでもない

以上の5つの回答のうち、あなたがもし「これから心理を学びたい」と考える人なら、どのレベルで発言している人に学びたいですか?

書影
松橋良紀『誰とでもうまく「話せる人」と「話せない人」の習慣』(明日香出版社)

まさか、「給料もいいし、楽なんでこの仕事をしています」という人から学びたいとは思いませんよね。

あなた自身はどんな意識レベルで仕事に取り組んでいますか?

給料がいいし、待遇もいいし、近場にあって通勤が楽だから、という理由で仕事をしている人もいるかもしれません。好きで能力が発揮できるからやっている人もいるでしょう。

しかし上位レベルで、

「この仕事はとても人類にとって価値があるから、この仕事をしているんです!」
「多くの人に伝えなければ、死ぬにも死にきれないという使命だと思ってやっています!」

こう言える人だったとしたら、多くの人に応援されていることでしょう。

上のレベルにいけばいくほど、意識レベルは高く、人に対する影響力も強くなります。ですから人に影響力を持ちたいなら、「自分は何者か」というアイデンティティや、「自分の使命はこれです」という使命レベルの言葉で語るようにしましょう。

それを普段から意識できるようになれば、あなたの影響力は飛躍的に変わるでしょう。

アイデンティティレベルで語ると人に応援される!
【関連記事】
安っぽい服ばかり着ていると人生大損する…トップスタイリストが教える「今すぐやめたい残念な服」の特徴
「スキマ時間にメール返信する人」は仕事がデキない…キーエンスの営業部隊が組織的に実践する"時間ハック"
ギャンブルでも、旅行でも、美術品収集でもない…和田秀樹が手を出すなという「世の中で一番金のかかる趣味」
2600年前から「付き合ってはいけない人」は決まっている…ブッダが説いた「人生破滅する10タイプ」
「相続でモメる家」と「モメない家」の決定的な違い…税理士が断言「"争族"にならない親子の共通点」