キリンビールマーケティング社長 
植木宏氏
──上期はどうだったか。年末までをどう戦う。

【植木】他社とは違い、年初に発表した年間の事業計画でも、前年比マイナスになるとしている(販売量で年間1%減)。上期の結果(出荷量で1~6月期2.5%減)は予想の範囲内。後半戦は年初計画をやり切るのみ。

──第3のビールの新製品「澄みきり」は売れているのか。

【植木】キリンには第3のビールのNo.1ブランド「のどごし生」がある。「のどごし生」との棲み分けをどうするかが、「澄みきり」にとっての最大のポイントだった。両者が競合しない売り方ができていると思う。