本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2023年1月30日レター)
――3年以内に会社を辞める若手社員が増えています。採用面接の際には、受け答えの訓練を受けているせいか、この人なら10年後のわが社にとって役に立ってくれそうだと思って採用しても、実際に仕事をさせてみると、やる気や責任感が乏しい若者が多いです。20代社員とはどう向き合えばよいでしょうか。また、ミスマッチを防ぐために、採用面接ではどこを見ればよいでしょうか。堀さんのご経験やお考えを教えてください。
【堀】採用面接は本当に難しいと実感しています。私がこれまで一番反省が多かったのが採用面接で、正直に言って失敗が多かった。そのため、どうしたかというと、日本の労働法では半年間の「試用期間」が認められています。入社前に、「君には内定を出します。ただし、他社とうちの会社は違っていて、試用期間が厳格で、3人に1人くらいは試用期間終了と同時に終わりになります。それでもよかったら、大歓迎ですから入社してください。それがいやな場合は、他社さんに回ってください」と明確に伝えていました。
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(構成=今井道子)

