本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2022年7月18日レター)

――政府は大企業に男女の賃金格差の開示を義務づける案を示しました。また、資産運用会社が女性取締役ゼロの投資先企業に対し、株主総会議案に反対する動きが広がっていると聞きます。社会全体で女性の登用が進む気運がありますが、このような中でマネジメントはどう変わればよいでしょうか。

【堀】資産運用会社が女性取締役ゼロの投資先企業に対し、株主総会議案に反対する動きが広がっていると言いますが、株主総会議案に良くない提案があれば、反対すればよい。女性取締役がいるから、あるいはいないからではなくて、是々非々で、提案が会社のために必要であれば賛成すればよいし、よくない提案であれば反対すればよいということです。

(構成=今井道子)