本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2022年7月4日レター)

――ソニーがコース別採用を取り入れ、日立製作所はジョブ型インターンシップをスタートさせました。今後、日本企業のジョブ型採用、ジョブ型人事制度への移行が進むのでしょうか。一方で、安易にジョブ型を導入すれば、従業員の帰属意識やチームワークのような強みが失われることになりかねないと危惧する声も聞かれます。日本の人事制度はどう変わるでしょうか。堀さんの見立てをお聞かせください。

【堀】結論から言いますと、ジョブ型人事制度は必ず根付きます。海外ではどの企業も、ジョブ型人事制度が当たり前です。日本企業も変化しなければ、競争に勝ち残れなくなってしまいます。

(構成=今井道子)