本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。（2022年12月26日レター）

――部下に仕事を与え、プロセスを管理し、結果を査定してフィードバックするというマネジャーの仕事の中でも、査定とフィードバックが非常に難しいと感じます。厳しい査定をつけた後のフィードバックではいつも悩みます。部下の力を伸ばすには、査定とフィードバックをどんな風に行えばよいでしょうか。

【堀】企業を活性化するには、まずは一人ひとりの社員を活性化しなければなりません。では、一人ひとりの社員のやる気は何によって左右されるかといえば、仕事や上司との関わりが大きい。なかでも、査定と本人へのフィードバックは重要です。時折、開発、生産、営業、経理など全ての職能を同じ項目で査定している会社がありますが、これでは査定する意味がありません。職能に応じた査定表をつくることが必要です。

（構成＝今井道子）