寺院に生まれ育った私が神社仏閣巡りで大切にすること

薄明かりの中、上手から堂内を見下ろす不動明王。外界の喧騒は遠のき、私は張り詰めた静寂の中に身を置きました。

成田山深川不動堂。法螺貝の悠遠な響きに導かれ、僧侶の方々が参進されます。護摩壇から立ち上った炎が、読経とともにみるみる大きくなっていく。猛々しい熱が体の内まで浸透してくるようです。燃え盛る炎はこの世の煩悩を焼き尽くす、智慧の光そのものなのかもしれません。

「のうまく さんまんだ ばざらだんせんだまかろしゃだ そわたや うんたらたかんまん」

(構成=渡辺一朗 撮影=宇佐美雅浩)