和牛のイメージが一変
このとき、僕の和牛のイメージはガラッと変わりました。
それまでにいろいろな牛肉を食べてきましたが、こんなにおいしい牛肉は初めてでした。「なるほど、これが和牛というカテゴリーなのか」と改めて思ったのです。
人生で初めての体験
尾崎牛を食べた翌日の朝、起きてびっくりしたのは、まったく胃がもたれていなかったことです。
あれだけのサシが入った和牛を食べて、とてもクリーンな感覚。それは人生で初めての感動体験でした。
アメリカから帰る飛行機で僕の中に浮かんでいたのは、あの和牛のおいしさでした。これこそが、僕なりの一人称のマーケティングでした。
そしてこの直感は、結果的に正しかったことが後にわかるのです。