一人カラオケ専門店「ワンカラ」。部屋はオートロックでセキュリティも万全。女性専用エリアにはパウダールームもある。

そろそろ年末の話題も聞こえてくる。年末といえば忘年会、忘年会といえばカラオケだ。カラオケは日本が世界に発信した文化の代表格だが、近年業界は伸び悩んできた。カラオケ人口は5000万人だが、施設数は1997年の1万3800施設から2009年には6900施設まで半減、その後は横ばいだ。しかし、この閉塞感を打ち破るコンセプトが誕生し急速に業績を伸ばしている。「一人カラオケ」だ。

カラオケ店舗数で日本一(国内317店舗)の株式会社コシダカは、業界唯一の1人カラオケ専門店「ワンカラ」を11年11月、東京・神田に出店した。ワンカラはこれまでのカラオケ店とは何もかも違う。一部屋は2平方メートル程度しかない。防音完備の部屋でヘッドフォンを付けてカラオケを歌い、1時間600円から利用できる(店舗により異なる)。

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