ケータイの、あんな小さな画面でドラマを見る人なんていないだろう。
最初は誰もがそう思った。
そんな“わけ知り顔の大人たち”の予想を裏切り、携帯電話向けの動画配信サービス「BeeTV」が若者の支持を集めている。
BeeTV●有料会員数150万人超のケータイ用「ヒマつぶし」サイト
2009年5月開局。エイベックス・エンタテインメント(70%)とNTTドコモ(30%)の合弁会社、エイベックス通信放送が運営。ドコモの携帯電話専用の動画配信サイトで、月額315円で会員登録をすると全番組を視聴できる。民放各局が番組制作に関わっており、配信済みの番組の一部はテレビ放送やDVD販売もされた。会員数154万人(11年3月末現在)。
2009年5月開局。エイベックス・エンタテインメント(70%)とNTTドコモ(30%)の合弁会社、エイベックス通信放送が運営。ドコモの携帯電話専用の動画配信サイトで、月額315円で会員登録をすると全番組を視聴できる。民放各局が番組制作に関わっており、配信済みの番組の一部はテレビ放送やDVD販売もされた。会員数154万人(11年3月末現在)。
メディアの地殻変動が起こりつつあるなか、世界初の“ケータイ専用放送局”と銘打って、2009年5月に開局。1年半後の昨年11月には、会員数が早くも150万人の大台を突破するなど、快進撃を続けているのだ。
勝因は、綿密なマーケティングをもとに、モバイル視聴に特化した質の高いオリジナル・コンテンツを揃えたこと。ドラマやバラエティ、お笑い、カラオケ、ムービーコミックなど、さまざまなジャンルの動画が「月額315円ですべて見放題」という手軽さがウケている。
「準備に1年半をかけて、どういう場面で、どういう気分で見られるのか、徹底的にリサーチしました。ユーザーの求めるものを掴んで理詰めの編成をした。だから自信はありましたね」
「BeeTV」を運営するエイベックス通信放送の編成企画部長、村本理恵子さんは話す。
マーケティング畑を歩んできたため、映像や放送の世界は未経験だが、「素人だからこそ、常識破りの大胆な編成ができた」という。
放送局を謳っているが、長らく“娯楽の王者”として君臨してきたテレビの後釜を狙っているわけではない。
村本理恵子●エイベックス通信放送編成企画部長。1979年東京大学卒業。時事通信社、専修大学教授、ガーラ代表取締役会長などを経て、2007年よりエイベックス・エンタテインメントに。
基本コンセプトは、「ヒマつぶし」。そのため、ひとつの番組は5分程度と短い。「通勤、通学の途中に」「寝る前にベッドで」「半身浴のお供に」など、視聴のシチュエーションは人それぞれ。
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(永井 浩、小倉和徳=撮影)
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