まず、内容の意外さに驚いた。てっきり政治関連の本だと思っていたら、ビジネス書だった。

読み進めながら、何度も膝を打った。選挙公示後の第一声といえば、どの政党の幹部も東京駅や新宿駅といった大群衆が集まるところを選ぶ。しかし、小沢一郎は鳥取の過疎地であったり、農家のビニールハウスであったり、聴衆がわずかしかいないところから遊説を開始する。