「大阪都構想」を国民が真贋鑑定できる日

橋下徹大阪市長と対談したとき(>>記事はこちら)、橋下市長は「自分は大阪市役所の所長にすぎない。大阪の統治機構を変えるのが自分の仕事」と言っていた。今、橋下市長に求められる最大のミッションは、大阪を政治的にも経済的にも時間をかけて“ピカピカに”磨き上げることだ。

しかし、橋下市長を見ていると政治的な権力闘争の動きが強すぎるように思える。たとえば関西電力(関電)に対してのケンカだ。民主党も自民党も「脱原発」を掲げる器量と勇気がないのをいいことに、橋下市長は、国民受けするアジェンダを打ち出して一人で突っ走っている。

現在、大阪市は関電の株を9%持っているが、2000億円近くあった同社の株の価値が、この1年の一連の騒動で、1000億円に下がってしまったのだ。そのうえ、今後、大阪市の株主提案によって、関電が脱原発を余儀なくされればどうなるか。