「とにかくお金がかかる」1時間1万円で先生のプライベートレッスン

設備にお金がかかるとはいえ、学生さんが1回1万円出すのはちょっと大変そうです。私が通った美大にはそんな風習はなくて、先生から「1回1万円で教えるから家に来て」と言われたら誰も行かないような……。同じ芸術系でも違いすぎる世界です。

でも編集・小室さんいわく、まだ都内でレッスンできるのは経済的に安上がりで、地方の先生のところに新幹線で習いに行く人とか、さらに海外の著名な先生のレッスンを受けに行く人もいるそうです。

「海外の有名な先生についている人もいました。基本は自腹ですが、トップクラスの才能の人だと奨学金がもらえたりします。さらにすごい優秀だと国費留学できます。海外に行くとはくがつきます」

クラシックのコンサートに行くと毎回出演者の経歴が華々しくて圧倒されます。ミュンヘン国際音楽コンクール◯位だったとか、モスクワ音楽院やベルリン芸術大学大学院である先生に師事したとか……。経済力があると、そうやってどんどん箔をつけていける世界なのでしょうか。

ニューヨークの街並みを背景に数脚のワイングラス
写真=iStock.com/Onnes
※写真はイメージです

「中学が一緒で高校から音高に行った友達が、ものすっごくお嬢様で海外の先生に指導を仰いでいました。彼女はガチなお嬢様で卒業後はソロでバイオリンのコンサートを開いていました。スポンサーなしでホールを借りて、ピアニストを頼んで出演費を払っていました。学生でコンサートをするとしたら小さいサロンを借りるのが精いっぱいなのですが……。でもホールでコンサートをやると経験値が高まります。そういう人を見ると財力の差を感じますね」

小室圭さんは幼少時に培ったピアノという武器で“皇室攻略”できるか

音大での学費にとどまらず、その後の発表でも経済力が必要だとは……。赤字覚悟でお客さんの心を豊かにしてくれる演奏者にノーブレス・オブリージュ精神(※)すら感じます。

※身分の高い者がそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務。

今はコロナでイベントを開催しにくい時代ですが、さまざまな通過儀礼を経て、プロとして活動している世の中の演奏家の方々への尊敬の念が高まります。クラシックコンサートに行くとアップグレードした感覚になるのは、音色に金運や豊かさがのっているからかもしれません。これからもずっと音楽は人の心に必要です。

小室圭さんも持ち前の英語力や論文作成能力に加え、ピアノやバイオリンという武器を生かしながら、アメリカの法曹界という上流階級の仲間入りを果たしていくのでしょうか。そこまでになれれば、眞子さまとの結婚にこだわらなくても勝ち組人生を送れそうです。

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