秋篠宮眞子さまとの結婚延期が発表されて丸3年。お相手の小室圭さんは国立音大附属小出身で、今もピアノやバイオリンをたしなみ、滞在中のアメリカでも英語力や論文作成能力とともにその腕前が知られている。皇室ウオッチャーでイラストレーターの辛酸なめ子さんが、幼少時からハイソな音楽を学ぶ上流階級志望の家庭に独特の価値観をリポートする――。
ピアノを弾く手元
写真=iStock.com/coolgraphic
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「結婚延期から丸3年」でも評価が急上昇の小室圭さんの秘密兵器

秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんとの結婚延期が発表されてから、2月6日で3年が経過しました。その影響でしょうか、最近、小室さんに関する週刊誌の記事をしばしば見かけます。過去のいじめ問題が浮上したり、母親が金髪から黒髪に戻した姿が報じられたり……。

ただ、久しぶりにポジティブなニュースも耳にしました。小室さんが執筆した論文がNY州の弁護士会主催のコンペで準優勝した、という内容。このコンペ入賞者は、トップクラスの弁護士事務所に所属するケースもあり、順調にいけば年収1億円も可能な上流階級へ仲間入りができるそうです。

そのサイトを確認すると、顔写真が掲載され、趣味の欄に「ジャズピアノ演奏」とありました。小室さんは国立音楽大学附属小学校に入学する以前からピアノやバイオリンをたしなんでいます。2017年9月、眞子さまとの婚約内定会見のときにも、小室さんは「休日はピアノで好きなジャズを弾いております」と答えていました。幼少時から培った音楽の素養を、教養の幅の広さがものを言うNYセレブ界の“ソーシャルクライミング”にさりげなく生かすという処世術はさすがです。

出身大学は国際基督教大学(ICU)ですが、もし、音楽大学に進んでいたら、もっと莫大なお金がかかって大変なことになっていたかもしれません。小室さんの母親の元婚約者の男性X氏は約400万円を小室母子に貸したと報じられていますが、圭さんが音大なら、レッスン費や渡航費、楽器代などでその額もケタ違いに大きなものになっていたかもしれません。X氏の収入ではまかなえないほどに……。