何があっても動じない「温厚な人」は、どう自分の機嫌を取っているのか。プレッシャーを跳ね除け成果を出す4人に、自分を大切にする方法を聞いた。
第100代・101代内閣総理大臣 岸田文雄
笑顔
「増税メガネ」を自らネタにキツい批判こそ笑って返すべき

「春風」の微笑みが相手の心を開かせる

総理大臣という立場は、批判を浴びることも仕事の一つといったところがあります。連日連夜、批判やバッシングを受け続けますし、特に近年ではSNSなどが発達したことで大量の批判にさらされるようにもなりました。中には誹謗中傷や、全くのフェイクニュース、嘘八百を並べ立てたものも少なくありません。こうした情報があふれかえる状況下では批判を謙虚に受け止めつつもその内容を精査し、選別する能力も必要になります。

フェイクニュースを根拠とするようなものまですべてをまともに受け止めていては、心の平静を保つことはできません。しかし一方で、すべてに耳や目をふさいで、本来受け止めるべき批判までもシャットアウトしてしまえば、政治家としては終わってしまいます。

この情報社会の政治家として生きていくためには、批判を選別し、受け止めるべきものとそうでないものを選別する能力が求められる。社会の変化を感じ取り、情報との付き合い方やバランスを保つ能力を、自ら磨いていかなければなりません。

(構成=梶原麻衣子 撮影=小田駿一)