脳科学者の瀧靖之先生に、家庭で「算数脳を育むためにできること」を聞きました。

結果よりも頑張った過程を褒めて

たとえば図鑑を読んでいた子どもが、ある日庭の虫や、通園中に見かけた鳥に気づいて「あれはモンシロチョウかな」「あれってシジュウカラ?」などと聞いてきたら、ただイエスかノーを伝えるだけでなく、「よく気づいたね! 図鑑を読み込んでいたからだね」「よく気づくまで観察したね、すごい!」など、うんと褒めてやりましょう。実は、子どものやる気を引き出したいとき、一定量の外発的動機づけはあったほうがよく、「褒める」がそれに当たります。そこで子どものやる気をぐんと引き出すことができれば、能動的で深い学習につながっていきます。最初は外発的動機だったけれど、気付けば内発的動機(子ども自らの好奇心・探究心による学習)となれば理想的です。ポイントは、「工夫したね」「最後までやり切ったね」など、結果よりも頑張った「過程」を褒めること。少し難しい課題にも自ら手を伸ばせるようになります。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。