脳科学者の瀧靖之先生に、家庭で「算数脳を育むためにできること」を聞きました。

虫捕り・魚釣りで脳の報酬系を活性化

虫捕りや魚釣りなどの自然遊びは、実際にやってみるとわかりますが「できないこと」「思い通りにならないこと」のほうが多くなります。

魚なら潮目の問題なのかエサの問題なのか、水温が違うのか……原因もそのつど違う。早起きして20kmくらい移動して釣りに行って、手ぶらで20kmを戻って、でもやっぱり釣れたときにワクワクするから、次の作戦を立ててめげずに向かう。こういう繰り返しが知的好奇心を育んでいきます。

つかまえた虫や魚の数を数えて、大きさや重さを測り、地点ごとの成果を表にするなど、家庭内で自由研究につなげてもいいでしょう。楽しい、ワクワクするポジティブな感情は脳の報酬系を活性化させ、さらなる学びへの意欲につながります。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。