脳科学者の瀧靖之先生に、家庭で「算数脳を育むためにできること」を聞きました。

読み聞かせが育む場面を想像する力

絵本の読み聞かせは、「国語力」を育みます。語彙力がアップするほか、言葉と絵から「場面(情景)」を想像する力もつきます。挿絵を通して、いろんなシチュエーションをインプットすることで、そのうち絵がなくとも、文章を読めば、場面を想像できるようになっていきます。文章題を解く際に、問題文から、その場面がパッと浮かべられる子は強いです。親の表情や声色も、想像力を育む大きな要素になるので、楽しい場面は楽しそうに、悲しい場面は悲しそうに読めるといいですね。臨場感が出る、擬音の読み上げも効果的です。また「ゾウさんの鼻は長い」「リンゴが1つありました」など、小学校でいざ算数を習い始めたときに、長さや大小、数の概念をスムーズに理解するのに役立つ学びが絵本には意外と多くあり、楽しみながら触れることができます。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。