子供の自己肯定感を育てるために、親はどんな言葉をかけるといいか。公認心理師の三宅美絵子さんは「人格ではなく行動に焦点を当てて伝えることが大切。危険な行動を避けるためにダメ!と言いたくなるときも言い換えが必要だ」という――。

※本稿は、三宅美絵子(著)、岩井俊憲(監修)『アドラー流子育て 50の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

いたずらな娘をしつけ
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「ダメ!」は子どもの心に響きすぎる

「ダメ!」と思わず大きな声で言ってしまう経験、誰にでもあるのではないでしょうか。

危険から守りたいとき、困った行動をやめさせたいときなどに、瞬間的に行動をやめさせるための効率的な言葉かもしれません。

しかし、「○○ちゃん、ダメ!」と大きい声を出して制することは、子どもがまだ小さいと、必要以上に子どもの心に響いてしまうことがあります。

と言うのも、小学校低学年くらいまでの子どもは、「○○ちゃん、ダメ!」という言い方を、「自分はダメな人間なんだ」と受け取ってしまうことがあるのです。

この頃の子どもは、「ママの言うこと=自分の価値」と結びつけて考えがちです。

自分を大事に思える気持ちを作っている時期だからこそ、人格ではなく「行動」に焦点を当てて伝えていくことがとても大切。

たとえば、熱い紅茶の入ったカップに手を伸ばそうとしたときの第一声を、

「○○ちゃん、ダメ!」から、

「○○ちゃん、ストップ!」に変えるだけで、

怒られたと感じることを減らせます。

「ダメ!」という言葉は、短くて強いので、インパクトがあります。ですので同じくらいに、「ストップ!」という言葉を印象的にするために、日常の遊びの中に親の工夫を入れてみませんか?